ここの所、風が強い日が多いが、
船橋市民のメイツは飛ばされないでいるかな?
今年は例年以上に風の強い日が多いらしいね。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という話を耳にして、
これはビックビジネスのチャンスだと思い、
桶屋ビジネスに手を出そうかと考えた、
町の情報屋F(エフ)だ。
ちょっと試算してみたら
船橋市内にはダイソーもLOFTもあるし、
ららぽーとには東急ハンズもあるしで、
桶を取り扱ったところで儲けは出せないという事がわかったよ。
そもそも「桶屋ビジネス」なんて存在しなかったしね。
いやあ、ちょっとだけいい夢を見せてもらった。
…おや、メイツたち。うかない顔をしているね。
なになに…風が吹くと電車が止まりやすくて困る…か。
なるほど。
確かに船橋市内は、
JRなら総武線各駅停車、総武快速線、武蔵野線、京葉線、
私鉄なら京成電鉄、新京成電鉄、東武野田線と、
縦横無尽に線路が通っているね。
京成が風で止まるとは聞かないが、
JRの路線はあっという間に徐行運転⇒運転見合わせの流れができている。
どうして「風が吹けばJRが止まる」のだろうか?
風が吹いて電車が止まる度に、
JRユーザーメイツから矢の様に質問が飛んでくるようで、
JRでは以下のようなテンプレで回答しているようだ。
Q.どうして強風だと電車が止まってしまうのですか
A. 沿線に設置した風速計により、
在来線では、風速が20m/s以上になると速度25km/h以下の徐行を行い、
風速が25m/s以上になると運転を見合わせます。
また新幹線では、20m/s以上の風速で段階的に徐行や運転見合わせとします。
(強風対策として防風柵等を設置した区間においては、
運転規制を行う風速値が異なります。)
おわかりだろうか?
まあ、要するに、風速20n/sの場合は徐行運転で様子を見て、
風速25m/s以上になると止まってしまう、そういう事らしい。
ちなみに気象庁によると
「風速20m/s」とは『非常に強い風』とされ、
速さの目安は「高速道路の自動車」並と言われている。
人はしっかりと身体を確保しないと転倒する恐れがあり、
銅製のシャッターは破壊され、木々がゆらされ小枝が折れ、
飛来物により窓ガラスが割れてしまう、というレベルだ。
まあ、ちょっとした台風並みだね。
「風速25m/s」にもなると、
取り付けの不安定な建築材が剥がれて飛んだり、
立て看板が飛んできたり、倒木の恐れもあるそうだ。
まあ、あくまでも気象庁が目安として発表しているものなので
すべて当てはまるものではないが、
確かに風が強い日だと
「架線に飛来物が付着して云々」という理由でも
電車が止まっていたりするから、
モノが飛んでくる、という危険性は無視できないね。
JRの言い分はわかったけど、
今度は「どうして私鉄はその程度でも止まらないのか?」
という疑問がわいてくるだろう。
その理由として、JR管内を走る車両の軽量化と、
2005年に発生した、強風による特急列車の脱線事故が挙げられている。
また、川の上を走る鉄橋に防護柵がない、という理由もあるそうだ。
要するに「究極の安全対策を意識した結果」に、
「強風の日はJRが止まる」とうい最近の定説に結びついた、というわけだ。
ちなみについ最近までは、
「風に弱い武蔵野線・京葉線」だったが、
鉄橋の防護柵対策が進み、ちょっとの風では止まらなくなった。
当たり前の事なんだろうけど、
止まらない走っている彼らを見ると、がんばってるなあと思ってしまうよ。
そうそう。
今年は特に「爆弾低気圧」が発生しやすい気候だね。
船橋市内があっと言う間に雪景色に見舞われた事もあった。
メイツたちも天気予報に気を付けて、
強風が吹きそうな日はちょっと覚悟してJRに乗るか、
時間に余裕を持って私鉄を利用するなどしてみよう。
余談だが、何年か前の台風で、JR船橋駅が封鎖され、
京成船橋駅も入場規制がかかった時、
東武野田線を利用して「流山おおたかの森」まで出て、
「つくばエクスプレス」に乗り換えて都内に通勤を試みた猛者がいたよ。
京成船橋駅で並んでいた人よりも早く会社についたというから、
船橋の路線はあなどれないね。
ではメイツたち、変わりやすい春の陽気に気を付けて、
電車通勤ライフを楽しんでくれ!