やあ、そこの船橋市民のメイツたち。
準備はそろそろOKかい?
それじゃ「わぴこの元気予報」でも歌うとするか。
…いや、失礼した。
ちょっと「きんぎょ注意報」が懐かしくなってね。
いつか海老川に「ぎょぴちゃん」が出没してくれないものかと、
水面をながめてはタメ息をつく町の情報屋F(エフ)だ。
こう見えても私は「りぼん」よりも「なかよし」派だったんだよ。
さあ、ちょっとアレな出だしで始まってしまったが、
今日は「食」に関する大切なお知らせをしよう。
船橋市では7月12日より食中毒警報が発令されている
ここでちょっと「食中毒警報」について千葉県のホームページからから抜粋してきた。
『「食中毒注意報」「食中毒警報」とは、
食中毒の多発する夏季に、県民や食品関係営業者に
食品の取扱いに対する注意を喚起することを目的として
発令しています。発令する期間は、6月1日から9月30日までです』
夏日(最高気温が25℃以上)が3日間連続し、
かつ館山~銚子間の8地点の海水温が3日間以上継続して20℃以上を超えた場合
「食中毒警報」は自治体によって定義が異なるが、
我が船橋も含め、千葉県は海沿い地域の町が多いので、
海水の温度も重要になってくるんだね。
平成25年度の船橋市内での食中毒の発生状況は
5月に飲食店から一軒のみで、まだ他では確認されていない。
病因物質として「カンピロバクター」が検出されているが、
実は日本ではこの「カンピロバクター」がノロウイルスよりも0-157よりも
食中毒発生の原因となっている事が多いそうだ。
もちろん、ノロウイスルも0-157にも油断はならないので、
船橋市のホームページに記載されている「船橋市 食の安全情報」より
下記に病因物質の代表例の「Q&A」を転載しておこう。
これはものすごく身近な事なので、
調理に携わる人は必ず目を通してほしい。
腸管出血性大腸菌(O-157)食中毒Q&A
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/index.html
カンピロバクター食中毒予防について Q&A
http://www.mhlw.go.jp/qa/syokuhin/campylo/index.html
ノロウイルスに関する Q&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
では食中毒を防ぐためにはどうしたら良いだろうか?
何を置いても重要なのは「手洗い」だ。
それを大前提として、食中毒予防の三原則というものがある。
1、清潔
調理の前、食事の前には必ず手を洗う事
理由:手が清潔に保たれている事で
食材に余計な菌がつくことを防ぐことになる
2、迅速・冷却
・調理前や調理後の食品は、室温に長く放置するのはやめる。
・冷蔵室は10℃以下に冷凍室は-15℃以下に保つようにする
理由:菌の発生や繁殖を防ぐためにも
調理した料理はすぐに食べるか冷蔵保存することが望ましい
「一晩たったカレーがおいしいから」とナベで常温のまま
保存しておくと、雑菌繁殖の温床となるので注意が必要だぞ!
3、肉や魚など加熱調理をする食品は中心部までしっかり加熱する
レアや半生で食べるとうまいものもあるが、
その状態の温度では却って菌を繁殖させる事になってしまう恐れがあるんだ。
専門店などではともかく、自宅で夏場に調理する場合は、
中心部までしっかりと加熱する事をおススメするよ。
もちろん調理後の器具も清潔にすることが大切だぞ。
特にまな板やふきんは「菌のマンション」と言われるくらい、
細菌に汚染されているらしい。
いわゆる匂いを発する「腐敗菌」ではないの
気づかれにくいが、調理後はきちんと消毒する事が望ましい。
とにかく「常温」と言うのは菌にとって
とても居心地のいい温度らしい。
口をつけたペットボトルなどをそのままにしておくと
雑菌の温床となるので、飲み物はコップに注ぐか
3,4時間前後で飲みきるのが良しとされているようだ。
「食中毒」という言葉を使ってしまうと
なんだか遠い世界の出来事のように思われてしまうが、
細菌は常に自分の身近なところにいる、
という事を意識できれば食中毒の被害は防げるはずだ。
健康に夏を乗り切る為にも、
見えない最近と常に闘っていこうではないか!
それではメイツたち、私はちょっと常盤書房へ
「もやしもん」を買いに行くのでこれで失礼するよ。
また会おう!