高根木戸駅から芝山方面に歩いていくと、ひときわ目を引く建物が。
壁から突き出している、赤い、大きなあれは・・・
中に入って確信した。
た、樽だ!
客席数は50席はあるであろう、広い店内に鎮座する大きな樽。
そこには「味噌は日本人の宝物」の文字が。
そう、「調味料のさしすせそ」にもあげられる“味噌”にとことんこだわった、味噌ラーメン専門店「蔵出し味噌 麺場 芝山商店」が味噌ラーメンの雄、田所商店さんから暖簾分けをして今年3月21日にオープンしたのだった。
ラーメンに目がない私は、店長の澤井さんにお話をうかがうと、田所商店にて店舗開発や営業など、直接的にラーメンをつくることと関係のある仕事をしているわけではなかったが、10年ほど働いたことを期に、職人としての道を歩み始めた。
田所商店にて修行をし、お墨付きを得てからの出店である。
お客さんも「田所商店の味だね」と声をかけてもらえるそう。
店内は大樽を筆頭に味噌へのリスペクトが漂う。
メニュー表には味噌トリビアが。健康食としての味噌について学ぶことで、ラーメンが提供されるまでの時間もあっという間。
味噌の味も北海道(濃口)、信州(やや濃口)、江戸前(甘口)と、異なる味噌味が食べられるのも、専門店ならでは。
味噌の知識とともに思いも深まったところで運ばれる味噌ラーメン!
私が食した北海道味噌ラーメンのスープは、濃厚でしっかりとした味わいだが、くどくなく、あっさりと飲めます。中太ちぢれ麺にスープがよく絡み、炒めたもやしとひき肉も味噌味を引き立てます。
ラーメン屋では目にしないこいつは・・・じゃがいも?
“北海道”つながりか。遊び心もきいてるぞ。
チャーシューも味噌を塗り込み一晩寝かせた後、提供前に炙るという一手間もあり、辛ネギ肉味噌ラーメンは残暑厳しいこれからにもピッタリ。
屋号も田所商店という看板ではなく、地域に根付くために地名の「芝山」の冠をいただいたそう。
ラーメンというと、もはや日本のソウルフード。お子様からご年配の方までみんな大好き。
でも、マニア向けのラーメン屋が多いのも事実。駅前のカウンターしかないような店舗では、
子供連れで来店するのは・・・と思っているそこのあなた!
ファミリーでもピッタリの「芝山商店」に是非一度、訪れてはいかがだろうか。
蔵出し味噌 麺場 芝山商店
住所:千葉県船橋市芝山6-60-3
アクセス:新京成線高根木戸駅より徒歩8分
営業時間:平日・土/11:00~23:00(L.O. 22:30) 日/11:00~22:30(L.O. 21:50)
お問い合わせ:047-401-4039