飯山満のあのギャラリーが、しばらくお休みするんです。
閑静な住宅街にひっそりと構えられた知る人ぞ知るアート空間「ぎゃらりぃ風趣」。
まいぷれやジモバナでも紹介されています。
そんな風趣さんが、現在行われている9月展をもって、お休みされるんですって。
さみしい限りですが、走り続けた10年間を労うかのように、展示初日からギャラリー内には常連さんが多く訪れていました。
「賑わっていながら、どこか切ない空間だ……」
『9月展 グラシアス・アディオス ふうしゅ 展』は常設展をもとにしたもの。
企画展が注目されるギャラリーですが、常設展にこそ店主さんのセンスが光るんですよね。
記者は初めて風趣さんを訪れたのですが、雑貨好きとして気持ちが高まるばかり。
もう少し早く知っておけばよかったと軽く後悔しつつ……。
アロマやお香のコーナーには、やわらかくて甘い香りが漂っていました。
窓から入る光が雰囲気を演出していますね。
取り扱われている作品たちは、店主である高橋さんに選ばれたもの。
高橋さんはこれまでの企画展においても、ただギャラリーを貸すだけでなく、展示の内容まで関わってきたんだそうです。
そんなギャラリーってなかなか無いんですよね。とても強いこだわりを感じました。
壁にはお客さんから贈られた10週年をお祝いする色紙が飾ってありました。
長く地域に愛されたギャラリーだったのですね。
「何より興味を持ってくれる人が増えてくれてよかった。人と人をつなげることができたかな。」と高橋さんは語ってくださりました。
高橋さんとお客さんの会話に耳を傾けているとそれも納得です。
お休みされるのは残念ですが、こういう空間が存在していたということを覚えておきたいものです。
「これまでの集大成を目に焼き付けよ！」
9月展 グラシアス・アディオス ふうしゅ 展
【会期】 2014年9月5日（金）～15日（月・祝） 11:30～18:00（最終日17:00まで）
【休み】 9日（火）
【会場】 ぎゃらりぃ風趣（船橋市芝山1-28-12）