ドラえもんの映画は毎年チェックしているマッキーです。
「待庵」。これがこのお店の店名ですが、みなさんはこの漢字が読めますか?
今回、取材させていただいたお店は、新京成線滝不動駅から徒歩10分の場所にあるどら焼きのお店「待庵」。
このお店の「待庵」という漢字は、「タイアン」と読みます。オープンして2週間ほどですが、店長の安中さんいわく、この店名がしっかりと読めたお客さんは1人だけだったとのこと。
「待庵」という名前の由来は千利休が豊臣秀吉に命じられて創った茶室にあります。
歴史に詳しい人なら知っているかもしれませんが、「待庵」には躙口(にじりぐち)というものがあります。これは、秀吉のようなどんな偉い人でも頭を下げなけえれば入ることができないという仕組みです。
「待庵」には、その躙口をモチーフにしたものを、店内にデザインとしてを取り入れています。
茶室のデザインに惚れただけでなく、しっかりとストーリーを取り入れている点に安中さんのこだわりが伺えます。
そんな、待庵のメニューは独特。
どら焼きの基本である、あんこを作る小豆は北海道の十勝産。その小豆を土台として様々なメニューを提供しています。
まず、待庵のメインメニューである「待庵どら焼き」は、粒あんとホイップクリームがコラボした、一度食べればきっとはまる(ちなみに、お土産でどら焼きをたくさんもらいましたが、オフィスで配ったらかなりの好評でした)どら焼きです。
そして、記事のタイトルに表記した「季節を感じる」。この言葉が待庵のどら焼きメニューにはぴったりです。
たとえば、4月。4月といえば、「桜」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。待庵ではそんな桜をどら焼きに取り入れた「桜の塩漬けどら焼き」を提供しています。5月、6月の季節メニューについてもお伺いすると、まだ開発段階だそうですが、5月は新茶の季節なので抹茶を生地に取り入れたどら焼き、秋には、さつまいもや柚子などの柑橘類を使ったどら焼きがでます。このように、どの月も季節を感じることのできるどら焼きが食べられることが待庵の魅力のひとつです。
これだけ豊富なメニューがあるにも関わらず、待庵のどら焼きはしっかりと手間暇をかけて作られています。今回の取材は、どら焼きを作っている最中に行わせていただいたのですが、すべての工程が手作りで驚きました。
手作りのどら焼きで季節を感じる。大きなスーパーなどが一般的になってしまい、なかなか身近な食べ物で季節を感じる機会が減ったと思いますが、待庵に行けばしっかりと季節を感じることができます。
待庵
営業時間:10:00~17:00
営業日:木曜日~日曜日
住所:船橋市南三咲2-5-7
アクセス:新京成線滝不動駅から徒歩10分