引っ越しするなら、どっち?船橋市と市川市対決!【働く編】

元・船橋市民です。またもや船橋市と市川市のWebサイトを眺めてきました。


これまでに、船橋市と市川市を比較する記事(【医療機関と公園編】【人口と図書館編】)を書いてきましたが、引っ越しに併せて、心機一転、転職する人もいるかもしれません。そうなると、職住近接の方がよさそうですので、市川市と船橋市の比較の【働く編】をお届けします。

船橋市と市川市のWebサイトには、2010年に実施された国勢調査の結果が出ていまして、その中に、それぞれの市の労働力に関する調査結果が載っていました。

正社員の割合と役員の割合

船橋市と市川市、それぞれの市で働いている人のうち、正社員として働いている人はどちらが多いのでしょうか。まず、就業者の総数は以下のようになっていました。

  • 船橋市:233,626人(平成22年)
  • 市川市:178,430人(平成22年)

やはり、船橋市の方が人口が多いこともあって、船橋市の就業者の数は多いですね。さて、正社員の数は下記のようになっていました。

  • 船橋市:154,984人(平成22年)
  • 市川市:120,285人(平成22年)

これも、やはり就業者の数と比例しますね。では、就業者に占める、正社員の割合を出してみましょう。

  • 船橋市:66.3%(平成22年)
  • 市川市:67.4%(平成22年)

微妙な差ではありますが、市川市の方が正社員として働いている人が多いようです。ついでに、会社の役員(会社社長・取締役・監査役・理事・監事)として働いている人の数も出ていたので、割合を出してみました。

  • 船橋市:5.80%(平成22年)
  • 市川市:7.37%(平成22年)

市川市と船橋市を比較してみると、どうしても似たような数字になりがちですが、珍しく、ちょっと違う数字が出てきました。どうやら、市川では会社の役員ですから、いわゆる偉い人として働いているが多いようです。これは、もしかすると、会社の規模が影響しているかもしれませんね。会社の規模によらず、役員の数はそう大きく変わらないでしょうから、大企業が多いほど、どうしてもこの割合は低くなっていきそうですね。

夫婦共働き

次に、各市に住んでいる家族のうち、夫婦共働きの割合を拾ってみました。

  • 船橋市:40.3%(平成22年)
  • 市川市:39.5%(平成22年)

これも微々たる差ではありますが、船橋市の方が少し割合が多いようです。ちょっと調べてみないといけませんが、船橋市の方が夫婦共働きで働きやすい支援制度などが充実しているのかもしれません。

労働力率

次は、労働力率を比較してみます。労働力率は、生産年齢人口(15歳以上人口)中に占める労働力人口の比率です。つまり、人口の高齢化が進むと、この比率が下がっていくわけですね。

  • 船橋市:57.7%(平成22年)
  • 市川市:59.6%(平成22年)

これも微妙な差がついています。市川市の方が労働力率が高いのですが、ざっと見た感じでは、両市とも時間の経過ともに減少傾向のようです。この辺は日本全体の高齢化や少子化の傾向を反映している可能性があります。

完全失業率

最後に定番の指標ですが、完全失業率です。完全失業率は5歳以上の働く意欲のある人(労働力人口)のうち、求職活動をしている人(完全失業者)の割合です。

  • 船橋市:6.0%(平成22年)
  • 市川市:5.5%(平成22年)

完全失業率は少しだけ船橋市が高いようですが、平成22年のデータなので、今はもう少し変動している可能性があります。参考までに、ご紹介すると、昭和55年当時の市川市の完全失業率が2.4%ですから、これも時間の経過に併せて上昇しているようです。

以上、働くことに関して、船橋市と市川市を比較してみました。

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