船橋にキリンがいると耳にしたので、さっそくやってきました。
新京成線前原駅を降りて少し歩くと、可愛らしいキリンの看板が顔を出します。きりん食堂と書かれた黄色い暖簾が風になびいていました。
店主の渡邉さんは元々和食の料理人で、いつか自分の店を持ちたいと考えていました。
こちらのお店を開店するにあたっては、誰もが気軽に来られるお店にしたいと思い、店名を漢字ではなく平仮名の『きりん』に、看板にはキリンのイラストを用いたそう。
その甲斐あってか、きりん食堂を訪れるお客さんはサラリーマンや家族連れ、お年寄りまで様々。開店からまだ一ヶ月ほどですが、お客さんの中には既に何度も来店されている方もいるそうです。
内装は以前営業していた寿司店のものを利用しているため、一見すると日本料理店のようですが、メニューには日本料理だけでなく洋風なものも。「自分が食べて、おいしいと思ったものを提供したい」と渡邉さん。お酒も種類の別なく、自分がおいしいと思ったものを取り揃えているそう。
そんなきりん食堂の看板メニューは、牛ロース肉をオリーブオイルでしゃぶしゃぶした『オリーヴ焼定食』。からし醤油が味の決め手だそうです。他方で夜の部は居酒屋メニューが中心となるため、船橋市場から仕入れた魚介類を肴に、自家製の梅酒で一杯やるのもいいですね。
お客さんがおいしいと思ってくれればいい。料理人としてのプライドが窺えるとともに、料理に対する真摯な姿勢と笑顔がまぶしい奥さんの接客が、きりん食堂が地元の方々から愛される理由なのかもしれませんね。
カウンターではしっぽりと一人飲み、テーブル席では家族だんらん、奥の座敷では地元の方々同士での宴会……地元の方々が集うお店が増えて、船橋が今よりももっと活気付く時を、首を長くして待っているおーしゃんでした。
きりん食堂
■営業時間
11:30~14:00(L.O 13:30)、18:00~22:00(L.O 21:30)
■定休日
水曜
■住所
千葉県船橋市前原東5-13-2
■連絡先
047-409-3629