やあ、船橋市民のメイツたち。
今日も気高く咲いて、美しく散ったかい?
バラばかり見ていたから、
「バラ」という文字が
ゲシュタルト崩壊しかけている
町の情報屋F(エフ)だ。
…もっとも最近では、
ゲシュタルト崩壊もとんと聞かないね。
さあ、引き続き「谷津バラ園」についてお話しよう。
今回は私が個人的に気になってしまった、
バラの名前とその花を紹介しようと思う。
あくまでも「個人的見解」なので、
メイツたちの好みにそぐわない場合もあるかもしれないが、
あくまでもマニアックなコンテンツとしてお楽しみいただきたい。
とはいっても、とりあえず最初は
「バラの花っぽい」バラから行こうか。
こちらのバラは「レッドクィーン」と言って、
「剣弁高芯咲き」のバラっぽいバラだ。
真紅の、というよりは、明るい色のレッドだね。
色合いが目を引いたので思わず撮影したよ
お次は「エンジェルフェイス」という名のバラだ。
頭がくしゃっとした可愛いエンジェルのようなバラだね。
こちらは「波状弁八重咲き」という咲き方だ。
強い香りが特徴で、確かにとてもいい香りがした。
このバラは「京成バラ園」が2011年に「ローマ国際コンクール」で
金賞を受賞した自慢のバラだそうだ。
文字通り、快挙を達成してよかったね、と思ったら、
どうやら快挙を達成したらか「快挙」という名前が付けられたらしい。
コンクール前はどんな名前だったのかちょっと気になるところだね。
こちらは「ノックアウト」という、
バラにしては少々やんちゃな名前だ。
あらゆる耐病性に優れているので、
病気や虫を「ノックアウト」するという意味で
この名前がつけられたそうだ。
もう少しピンクがかった
「ピンクノックアウト」という品種もある。
ゴージャスな名前が続くバラの中で、
この名前に出会ったら、思わず二度見する事間違いなしだ。
二度見をすると言ったらこちら。
「コスモス」だ。
うん。そうだよね。
「コスモス」って言ったらあっちのコスモスだよね。
この「バラのコスモス」は2006年にドイツで作られた品種だそうで、
「宇宙」という意味を表すらしい。
花そのものは小さく、ポっと可憐に咲く花、というイメージだ。
今回一番私の度肝を抜いたのが、
「ステンレススチール」というバラだ。
青いバラのジャンルに属し、ちょっと灰色っぽい色の花を付ける
こちらが「ステンレススチール」だ。
高い位置に咲いていたのでこんな角度になってしまった。
「ステンレススチール」という名前に、
きっと何か意味があるのだろうと信じて調べてみたら、
『名前の由来は金属から』という
驚くほど身も蓋もない回答が出てきた。
金属的な名前とは裏腹に、花は生き生きとしていて、
芳醇な香りを放っていたよ。
…とまあ、紹介できたのは本当にごく一部なのだが、
これだけ名前が存在すると言う事は、
バラの品種を生み出している人は、
本当に一つ一つ丹精をこめて育てているんだね。
最後に取っておきのお土産を一つ。
谷津バラ園では、あの「ベルバラ」が購入できるそうだ。
一鉢3,300円。
往年のベルバラファンなら買うべきだろう。
キレイなバラを愛でるのも楽しいが、
名前の由来や、経緯について考えるのも
なかなか興味深いものさ。
メイツたちも是非とも谷津バラ園に足を運んで、
個性的なバラたちに会いに行ってやってくれ。
それではまた会おう!