のどかな畑と新興住宅地が入り交じる船橋法典〜馬込沢エリア。この住宅地の中に、広大なお花畑があるという情報を聞いてやってきました。
あたりは住宅地。お花畑なんてどこにあるんだろうと思いきや…
お、オープンガーデンの看板を発見。
手作り感あふれる入口です。
今一番きれいなアジサイを横目に坂を延々と上ります。
さらに道は細くなり…どこに向かっていくのでしょう…
矢印に従い、住宅街の高台に上った先には…なんと、ジブリ映画のような世界が…!!
両脇に花が広がる小道や、アーチなど、とにかく色とりどりのお花が広がっています。感動、の一言です。
お花畑の中には、屋根のついた休憩スペースや、木陰で涼む場所もあり、ご近所の方が歓談していました。
このお花畑を手入れしているのは、大石ひろ子さん。
実はこの300坪のお花畑に植えられた300種類もの花を1人で毎日管理しているんです。
もともと野菜を作っていた畑でしたが、震災を機にやめ、それ以来4年かけてコツコツとお花を植え続けてきたそう。
「最初は道の両側に花が咲いていたらうれしいなと思って、花の通路を作ったんです。そこから丸い花壇、四角い花壇、アーチをやってみました。それから、緑の葉っぱだけではつまらないので、色のついた葉っぱを植えてみたり・・・外周だけじゃなくて、花壇の中の方もゆっくりみてほしいと思って、レンガで小道をつくったり、人が通るところに香りのいいお花を植えたり。毎回試行錯誤ですよ(笑)」とひろ子さん。
庭造り自体を深く勉強したことはなく、種苗やガーデニングの本を見ながら見よう見まねではじめたというのが驚きです。
唯一、ひろ子さんが強くこだわっているのは「花が自然に寄り添って咲く景色」となるお庭を造ること。
「公園とか、整えられた庭にはしたくなかったんです。自然に、交わって、寄り添って咲いているお花でここをいっぱいにしたかったんです」
大石ガーデンから感じるジブリ作品のような世界観は、人工的に整えられたお庭の美しさとはまた違った、ノスタルジックなお花畑だからなんですね。
“来て良かった”と訪れた人に喜んでもらえるような庭をつくるため、ひろ子さんはほぼ1日中つきっきりでこのお庭の手入れをされています。
夏にかけて咲く花や、秋に向けてこれから植えていくお花もあるようです。無料のオープンガーデンなので、ぜひ一度お立ち寄りください!
大石ガーデン
■住所
船橋市上山町3-587
■開園時間
10:00~17:00
※雨の日はお休みです
■料金
入場無料