やあ。船橋市民のメイツたち。
太陽がもしもなかったら
地球はたちまち凍り付く事を知っているかい?
どうやら、花が枯れて鳥が空を捨て、
メイツたちは微笑みをなくすらしいが、
太陽がなかったらそもそも地球が誕生してないんじゃないかと
思っている町の情報屋F(エフ)だ。
私の言っている事が
全部わかってしまったメイツがいたら、
たぶんいい酒が飲めそうだね。
平和を守るにはヒーローは必須だが、
ヒーローが平和を守る為には、
まずその土地が平和である事が前提の方が
守り甲斐もあることだろう。
平和を約束された土地。
そう、我が船橋市は
1986年に「平和都市宣言」をしていたというのを
メイツたちはご存じだったろうか。
そう言えば、駅前にこんなのがあったなあ。
と、ぼんやりと思い描いたメイツも多いだろう。
…良く見ると「平和宣言都市」となっているが、
船橋市のHPには「平和都市宣言」となっているので、
「平和都市宣言」の方で表記したいと思う。
船橋市の「平和都市宣言」は
一体どんなものなのだろうか?
とりあえず市のHPで記されている文を抜粋してみた。
『世界の恒久平和を願い、
我が国の国是である非核三原則を遵守し、
平和を脅かす核兵器の廃絶を目指して
最大の努力を払うことを決意し、
ここに「平和都市」を宣言する』
私とした事が、
市がとっくにこんな宣言をしていたというのに、
全く気付かずうっかりと平和な日々を過ごしていたとは。
と、いう事なので「平和都市宣言」について、
いろいろ調べてみる事にしたよ。
このような自治体の「○○宣言」は、
宣言したあとどうなっているのか、正直あまり良く知らなかった。
市のHPを調べると、毎年8月の広島市・長崎市平和式典に、
中学生、高校生、大学生、社会人と一人づつ派遣していたり、
8月5日には「平和の集い」なるものを開催していたり、
7月から8月にかけて、フェイス5Fのエスカレーター脇にて、
「平和写真展」を開催しているという事なのだ。
「平和都市宣言事業」の活動報告は
毎年きちんとHP上にアップされ、活動内容が分かりやすくなっている。
善良な船橋市民メイツの手によって、
「平和都市宣言」の活動は、ちゃんと行われていたと知り、
私はホっと胸をなでおろしたよ。
船橋市の「平和都市宣言」をもっと知りたいメイツは
こちらを参照にしてみるといい。
船橋市「平和都市宣言事業」
そうそう、「平和」といえば、
アンデルセン公園にあるこの像。
かの巨匠、岡本太郎氏の作品で「平和の像」の名前は知っていたが、
「平和都市宣言」にちなんでいたとは、
「平和都市宣言」を調べるまで全く気付かなかった。
あの巨匠の事なので、
来場者を威嚇しているのかもと、勝手に解釈していたのだ。
この像の事を紐解く為に、
川崎市の岡本太郎美術館のHPで調べてみたところ、
このようなコンセプトで作成されたという事が判明した。
「岡本太郎 平和を呼ぶ像」について
『にっこりと無邪気に平和を呼ぶ像』
1986年、船橋市は世界の恒久平和を願い「平和都市宣言」を行いました。
それを記念するシンボルとしてつくられた作品です。
岡本太郎は、平和は何もしないであるものではなく、
強烈な意志をもって“呼ぶ”ものであるといっています。
力んで争いをふきかけるのではなく、豊かな心と情熱をもって、
にっこりと、無邪気に、世界を抱きかかえるのだというのです。
(川崎市岡本太郎美術館より)
こちらは市役所にある原型の方だが、
なるほど、確かに「にっこり」しているね。
船橋市の「平和都市宣言事業」の活動報告を見る限り、
「平和を呼ぶ像」の狙い通り、
市民メイツたちの強い意志を持って、
脈々と守られ、そして受け継がれているものだという事が良く分かる。
この「強い意志」が絶えることなく、
これからもメイツたちの心に受け継がれていく事を祈るよ。
受け継がれなかったその時、
平和の像の目からビームが出るかもしれないな。
それはそれで見たいような見たくないような。
ではメイツたち、
今週も平和の意思を強く持ちがんばって行こうじゃないか。