民間図書館の100館開設を目指す。新たな船出。~第9期情報ステーション活動報告会~

8/30金曜日、午後6時よりきららホール(千葉県船橋市本町1-3-1フェイスビル6階)にて
NPO法人情報ステーションの活動報告会が開催されました。

通常、図書館といえば「静かに本を読む場所」として考えられていますが、
情報ステーションが掲げる民間図書館では「コミュニティの場」としての役割を担います。

民間図書館の詳しい情報はここをクリック!

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今回が第9期の報告会でした。つまり、今年で9年経ったということです。
報告会の内容は、
[今年1年の活動について]→[昨年立てた目標と今年実施した内容との数字比較]→[来期についての目標提示]

という流れでした。

民間図書館としての取り組み事例は、
「ヨガ」、「老人ホーム」、「おやこカフェ」、「地域ポイント」が発表されました。
特に印象的だった取り組みは、「おやこカフェ」と「地域ポイント」について。

おやこカフェ」は佐藤紘孝さんが、
本業の建築事務所を運営しながら、週末のみ図書館として開館するスタイルです。
建築事務所という場所に一般の人が行く機会は頻繁にはありません。
だからこそ、身近ではない「建築事務所」という場所を、「図書館」という親しみやすい要素を取り入れたことで、より地域の方々との距離が縮まった印象を受けました。

置いている本は、絵本がメイン。
その場で読み終わるボリュームなので、本を借りる必要性が少なくなります。
本の貸し借りが少ないため、土日限定でも上手く運営できているそうです。
さらには月に1回、本を全て入れ替えるので、訪れるたびに新しい本を楽しめます。

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(まいぷれポイントを用いての地域活動応援プロジェクトに関する説明を行う佐藤崇裕さん)

また、情報ステーションでは、企業との取り組みとして「まいぷれポイント」との連携を図った事例も紹介されました。
地域通貨的役割でもある「まいぷれポイント」を情報ステーションへ「寄付」することで、図書館の運営資金へ役立ててる仕組みについて説明がありました。
ユーザーは「まいぷれポイント」を使用することで、地域に対して貢献できます!
詳しくは、地域活動応援プロジェクトへ!

そして、第10期の目標が発表されました!
まず1番注目してもらいたいのが、民間図書館を100館開設するとのこと。
(ちなみに、前期の目標数は30館でした。)
今後、より「民間図書館」という業界が大きくなるように、
「図書館のオープンソース化」を行うとのこと!

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(来場者の質問に対して答える岡さん)

来期には民間図書館100館開設。
これが実現すれば、地域のあり方がまた1つ変わりそうな予感です。

特定非営利活動法人情報ステーション
設立:2004年8月24日
代表理事:岡直樹 副代表:木村圭佑
活動内容:地域密着型の民間図書館の運営・地域密着イベントの開催
目的民間図書館やイベントなどを通じて、
地域住民同士の交流を活性化させ、
地域全体の活性化を図ることを目的とする。
HP:http://www.infosta.org

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