やあ。船橋市民のメイツたち。
潮風をほほに受けて
裸足で駆けて行くかい?
「不思議の島のフローネ」と
「南の虹のルーシー」が混じってしまい
「南の島のフローネ」という
至極普通のタイトルが浮かんでしまう
町の情報屋F(エフ)だ。
あれは長年お父さんがチートかと思っていたが
島そのものがチートクラスだったんだね。
というワケで、船に乗りたくなった私は
とある乗船チケットを入手した。
そう。
「ふなばし港まつり」内の目玉イベントの一つである、
「三番瀬漁場見学」の乗船チケットだ。
朝イチからタコすけに行ってもらい
本部で乗船手続きを済ませてもらっていたのだ。
ちなみに受付は10時から開始で
11:30 13:30 14:30 の時間帯から選ぶ事ができる。
私たちは11:30からのクルージングを予約したよ。
乗り込む船は「2001大平丸」
幅のあるがっしりした漁船だ。
私はあまり乗り物が強くない方なので
船酔いを心配したが、
波はないとの事なのでちょっと安心して乗り込む事にしたよ。
11:30になり、大平丸は出航。
さあ、三番瀬魚場見学ツアーのはじまりだ。
船は潮風を切って沖へ沖へ進む。
京葉道路と京葉線の高架下をくぐってすぐ、
鉄くずを船に乗せる重機を見かけたよ。
アームの先に磁石がついていて、
鉄くずを吸い寄せ、どんどん船に乗せてゆくんだ。
遠目にみると、砂場で砂鉄を取った時のように
アーム部分におもしろいように鉄くずがついて、
ついつい魅入ってしまった。
こんな風景はめったにお目にかかれないからね。
やがて、船は三番瀬名物の「貝殻島」へと接近した。
この島は三番瀬に棲んでいる貝たちの貝殻が、
潮の流れの関係でこの場所へたまり、
長年の蓄積によりこんもりと島のようになったとの事だ。
貝殻島へ上陸するツアーなどもあるそうなので、
一度は参加してみたいものだね。
貝殻島付近の沖合は
海底が泥ではなく砂地となっているらしく、
スタッフが棒を差し込み、それを証明していてくれた。
砂地だからこそ美味しいアサリや
ホンビノス貝が育くまれるという事だね。
このあたりまで来ると、船橋港というより
東京湾の景色をぐるりと見渡す事ができる。
東京スカイツリーも葛西臨海公園の観覧車も見えたし
遥か彼方では伊勢崎市の火力発電所の煙突を確認する事ができた。
しかし私のキャメラでは、
カヌーを漕いでいる人を写す事が関の山だったね。
そうそう、幕張方面はバッチリ写ったよ。
ツインタワーとマリンスタジアムだ。
メイツたち、分かるかな?
さあここからは折り返し地点。
来た海路をただ戻るのではなく、
習志野寄りに進路を取っていた。
大平丸のお目当ては、GWに私も見学に行った「しらせ」だ。
聞けば(株)ウェザーニュースの所有だった「しらせ」は
ウエザーニュースの手を離れ、船橋市の所有となっている。
広報などで清掃見学ツアーなどが組まれていたが
市の方でもしらせ存続のための手立てを模索しているようだ。
なんとか市民メイツが気軽に見学できるような
施設になってもらいたいと願ってやまないね。
ちなみに「しらせ」のマストから三番瀬をのぞむとこんなカンジだ。
こんなこともあろうかと、
5月のマリンフェスタへ行った際、
しらせの中を見学をしておいてよかったよ。
余談だがしらせ見物の折、私がグっときたのはトイレの看板だ。
なんと「しらせ」のトイレは
微生物が処理をするバイオハイテクトイレだったそうだ。
南極までの遠い航路では、水が貴重品だったんだね。
おっと、話がそれてしまった。
「しらせ」と「サッポロビール」を抜けたら、
「メリーチョコレート」の看板が見えてきた。
看板は甘いが、
船がどんどん加速し、水しぶきが雨のように降りかかったので、
私たちの体はしょっぱくなっていた。
今度乗る時はウインドブレーカー、もしくは
スポーツタオルを持参しようと心に誓ったね。
船橋公親水公園から完成しかけのららぽーとを臨むころ
船は減速し、我々は海水の雨から解放された。
そうは言っても爽快感はなかなかだったね。
思った以上に海は穏やかで、
三番瀬の水はきれいだった。
あの漁場で美味しいアサリやホンビノス、
スズキなどが獲れると思うと納得だ。
海の近くに長く住みながら、
漁船にのれるチャンスはあまりないので、
港まつりの体験ツアーは本当に貴重な時間だと思ったよ。
メイツたちも興味があったら
是非来年、チャレンジしてみてくれたまえ。
そうそう、季節がら風が冷たいので、
一枚余分に着て乗り込む事をおススメするよ。
そしてタオルも忘れずにね。
港まつり以外での体験ツアーも
時折広報で募集しているので、
もし見かける事があったらメイツたちにお知らせしようと思う。
一人でも多くのメイツたちに三番瀬を知ってもらいたいからね。
それではメイツたち、また会おう!