月明かりに照らされた船橋の町に、ワインレッドの看板がぼうっと浮かび上がる。
TAKARAZUKA―不思議な店名に思わず足を止め、中へと吸い込まれていく。
ようこそ、夜のジモバナへ。（決して怪しい記事ではありません（笑））
「私って、女役も男役もできそうじゃないですか」―マキさん（TAKARAZUKA ママ)
背が高くすらっとした立ち姿と、歯切れの良いマキさんの口調からは、
確かにかの宝塚歌劇団を思わせます。看板に偽りなしですね。
しかしそんなマキさんにはもう一つの顔がありました。
一方では今年の4月にオープンしたTAKARAZUKAのママですが、
家に帰れば三人のお子さんのママでもあるのです。
4年前に飲み屋さんのお仕事を始めるまでは、もっぱら専業主婦だったそうです。
お通しはマキさんの手料理がいただけます。まさに母の味。お客さんにも好評だそうです。
お店の外観は一見するとスナックですが、よくよく伺ってみると、
居酒屋とスナックの中間のようなスタイル。
「楽しくお酒を飲む」ことがモットーなので、ママの手料理を楽しむのもよし、
お酒を交えて語り合うのもよし、カラオケで熱唱するのもよし。
料金も時間制なので、お酒を飲みすぎてお会計の時に慌てることもありません。
男性だけでなく女性も楽しめそうですね。
もちろん、悩みや愚痴だってどんと受け止めてくれます。頑張っているお客さんには、
背中も押してくれます。「船橋の母、のような存在になりたい」とマキさん。
今後はお客さんがついつい長居してしまうような、落ち着くお店にしていきたいとのことです。
スナックやバーって、ちょっと敷居が高いイメージがありますよね。
でも実際に伺ってみると決して怪しいお店ではなく、むしろ普通の飲食店よりも
アットホームな雰囲気で、マキさんもとても気さくに話してくれました。
長く住んでいる町でも、こういう夜だけのお店はあまり知らないかもしれません。
これをきっかけに、夜の地元へ繰り出してみてはいかがでしょうか。
昼間とは違った表情を垣間見るのも、なかなか面白いですよ。
TAKARAZUKA
■営業時間
20:00～24:00
■定休日
日曜、祝日
■住所
千葉県船橋市宮本2-13-8 2F
■連絡先
047-423-3003
